個人用タスク管理の機能と実装環境
・タスク管理ツールで重要と考えたこと
タスク管理ツールで重要と考えていることは、下記の4点です。
❶登録データのポータビリティと是非使ってみたいと思えるような画面インタフェース
❷コンテンツ(登録データ)とコンテンツの表示を可能な限り分離
❸タスク登録が簡単に行え、再利用やリピート機能によるタスク登録の効率化
❹タスクに関わる参考資料の連携
リソース(PCのホルダー、ファイル、URLなど)へのワンクリックアクセス
❺開発工数の削減
今回のプロトタイプ作成では、コンテンツ登録をアクセスの「分割フォームウィジット」を利用することでソースコードの開発量を大幅に削減しながら柔軟性の高い表形式の更新画面を実現し、コンテンツの表示に対しては、カレンダー、タイムチャート、メモ、参考資料などが連携できる構成とし、登録済みのタスクの再利用や登録済みタスクのリピート機能など使いやすさを追求しました。また、登録データのポータビリティや印刷に対しては、親和性の高いエクセルを活用しています。
柔軟性の高い表形式の分割フォームウィジット - 「分割フォーム」(Access2007より追加)は、単一のテーブルのクエリのレコードソース - ひとつフォームに単票形式とエクセルのようなデータシートを組み合わせて表示 - 単票形式のデータ指定操作によってデータシート画面の指定カラムに自動的に移動 - データシート側で任意の行をクリックすることで単票側もそのレコードを表示 - どちらの画面からもデータ編集の内容が他方の画面に自動反映 |
タスクは準備作業(以後、「前始末」と略します。)+タスク+後始末から構成されます。タスク登録によるムダの排除を考える場合、タスクにおける前始末や後始末に注目し、「いちいち」「わざわざ」「その都度」と感じていることがムダを排除するチャンスです。タスクの大半は、実は同じような動作・作業の繰り返しとなっています。また、「メンドウ」と感じる作業は、作業を分解すれば、ほとんどが、「こうすればよいのでは」との効率化のヒントがあります。効果が実証できない可能性があってもチャレンジすることにより新たな改善に結びついていきます。
・タスク管理ツール作成のポイント
タスク管理ツールの要件を整理しました。登録タスクの実施状況の可視化と過去タスクにおける使用リソースの再利用による前準備の効率化も考慮しました。