APアクセル(基本構成)

APアクセル

APアクセルは、「リアルタイム共有アプリ」のアプリ共通基盤の部分の共通フレームワークとしています。APアクセルは、実行環境、トランザクション処理、トレース機能、インフォメーション表示機能、ユーザー認証、ACL、メニュー処理、帳票支援、開発支援などから構成されます。これにより、業務処理開発の品質向上と生産性向上を目指しています。

マイクロソフトアクセスの選定ポイント

現場で多く用いられている「エクセルとの親和性」の高さ、「柔軟性の高い表形式の分割フォームウィジット」が利用でき、簡単にデータベース更新処理が実現できることおよび社内外に障害に対する対応や実現したい機能のサンプルコードがインターネットより参照できます。
デメリットは、アクセスは、WAN環境や複数のバージョンのPCが混在するなどの環境では、データ破損の可能性が高まりますので、均一な動作環境の準備が必要です。

共通機能の対応ポイント

主な共通機能の対応ポイントを指摘課題、強化・効率化、考慮事項の観点から整理します。

標準的なモジュール構成

アクセスにおける標準的なモジュール構成は下記の通りとなっています。アクセスが起動すると最初に❶グローバル定義や❺共通機能モジュールが活性化します。❷画面のボタンが押下されると❸画面モジュールが起動します。❸画面モジュールには、ボタンや各種イベントにより起動するイベント処理内容を記述します。❸画面モジュールは処理内容に従って❹画面標準モジュールをコールします。❹画面標準モジュールは処理内容に従って❺共通機能ルーチンや❻共通機能関数により処理を行います。Public属性のモジュールは、どのモジュールからもコールすることができます。

機能と画面構成

汎用的なアプリ共通基盤における共通フレームワークの機能は、共通、帳票支援、開発支援としています。共通は、グローバル定義、共通モジュールAPIと最初に起動するスタートコモン画面(以後、「Sコモン画面」と略します。)より構成されます。

構成と共通API

共通フレームワーク(アプリ共通基盤)の標準的な構成においては、機能のまとまり毎にコンポーネント化を行います。コンポーネント化により安定した品質の提供やアプリの頻繁な再作成の負担軽減による保守性向上を実現します。