APアクセル(画面展開)

初期処理

共通フレームワークのアクセスアプリは、起動バッチのINIファイルにて月間利用パスコードを指定し起動します。アプリが起動するとグローバル定義、共通APIをメモリに展開後、アクセスオプションのカレントデータベースに指定したSコモン画面に制御が渡り、Sコモン画面の初期処理(オープン処理)を順次実行します。
❶Sコモン画面を指定された位置とサイズにて表示します。
❷月間利用パスコードを取得し利用資格認証を行います。OKの場合は、指定された月間パスコードと有効期限をセットします。月間パスコードは、対象月の前月の20日から翌月の5日まで有効です。利用資格がNGの場合、メッセージを出力し終了します。
❸アプリ起動ディレクトリーを判断し起動インスタンスのタイトルを編集します。この機能により、起動しているアプリの稼動環境が判別できます。
❹トレース処理の初期化を行い、インフォメーションエリアにメッセージを表示します。
yymmdd-hhmmss-I ** Trace Process Start **
❺基準日と会計基準月の設定を実施します。

ユーザー認証

認証ボタンによりACL認証を行います。認証は、ユーザーIDとパスワードによりユーザー認証を行います。ACL認証によりグローバル値の設定、組織属性の設定、ACL別のメニューの設定を行います。

認証が終了するとインフォメーションエリアに下記メッセージが順番に表示します。

yymmdd-hhmmss-I ** Trace Process Start **
yymmdd-hhmmss-I 組織情報(T_VUNITテーブル)をメモリ内に読込みました。[MCF_EditVUNIT]
yymmdd-hhmmss-I 日次初期処理(ワークテーブルの初期化、更新関連テーブルのバックアップ)を行います。
yymmdd-hhmmss-I yymmdd-hhmm APfrcast.accdb:フルバックアップが正常終了しました。
yymmdd-hhmmss-I T_Uworkテーブルの削除処理(000000)が終了しました。
yymmdd-hhmmss-I T_ItemsテーブルのEXPORT処理が終了しました。
yymmdd-hhmmss-I T_PerfmテーブルのEXPORT処理が終了しました。
yymmdd-hhmmss-I T_HRsrcテーブルのEXPORT処理が終了しました。
yymmdd-hhmmss-I ★USERID:develop APForecastを開始します(前回認証日時:yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
yymmdd-hhmmss-I 新しいお知らせはありません。

ACL認証により、ユーザーごとの使用可能メニューや使用可能データを制御します。

メニュー選択

プルダウンメニューやボタンメニューから利用する処理画面を選択します。

開発支援

開発支援機能は、下記の4項目より構成されています。

❶フルバックアップ
フルバックアップはアクセスアプリケーションのaccdbコピーを作成します。プログラムソース、画面、テーブルデータなどすべての情報を保有しています。フルバックアップは指定されたネーミングルールの最新の3世代のみを保有し、それ以外は、フルバックアップ時に削除します。

❷テーブルスキーマの保守
指定されたテーブルのスキーマ情報を取得しスキーマ情報テーブルに登録します。登録データが0件の場合には、仮データとしてダミーデータを登録し、スキーマ情報の取得後にダミーデータを削除します。
また、テーブル名にDictionaryを指定することですべてのカラム名の一覧を表示し、Dictionary-Aを指定することですべてのカラム名と使用テーブルの一覧を作成します。

❸SQLのテスト
作成したSQLを実行します。連続した3ステップまでのSQLが実行できます。参照型のSQLの場合は結果をエクセルに表示します。また、作成したSQLに名前を付けて保存できます。

❹テーブルのエクスポート/インポート/差分検証
指定されたテーブルのエクスポート/インポートを行います。エクスポート結果は指定したフィルダーにエクセル形式にて出力します。また、差分検証ではエクセルの差分結果をエクセル形式で出力します。