APアクセル(共通API)

共通APIは、グローバル定義と各種の共通モジュールにより構成されます。それぞれのAPIは複数のモジュールより構成されます。

グローバル定義

アクセスによるモジュール開発で多数のデータをメモリー内で共有する手段として、グローバル定義を使用します。
エクセルのようなスプレッドシート型のメモリーを共有することで、エクセルのユーザビリティーによる表形式計算の実現、テーブルに対するI/Oの削減およびメモリー内処理におけるパフォーマンスの向上を実現します。

DBアクセスAPI

DBアクセスAPIは、テーブルアクセスに関わる共通機能を提供します。標準化したテーブルアクセスハンドラを提供することで、ネイティブなSQLを意識することなくデータの読み書きを可能としています。
DBアクセスは、テーブルアクセスの機能を提供します。更新タイプのSQLはトランザクション処理として実行されます(点線の枠内)。SQLを実行する(ADO)Executeメソッドに統一することで、アクセステーブルの不具合の発生を抑止します。

標準的なテーブル更新のロジックは下記の方式に統一しています。

DB共通配列データは、グローバル変数として定義します。DBアクセスAPIにより取得したレコードセット(ADOrs)の内容を保有する配列データです。また、共通配列データに値をセットし、必要な情報を付与することでSQLを組み立てる機能もサポートします。

共通ルーチンAPI

標準的な処理を行う共通ルーチンです。

会計年月API

会計年月のフォーマット変換を行うルーチンです。通常の会計データは年月で保有しているため、四半期、半期、年度などの集計の場合に煩雑なデータ集計操作が必要となります。これに対してFTERMは会計年度の月次、四半期、半期、年度を含んだ年月形式で会計データを保有する為、非常にシンプルな操作でデータ集計が可能となります。また、一般的な年月との相互変換もサポートします。

                         2023年7月16日 公開

レポートAPI

基本的なレポートタイプ別の集計と編集の仕組みを事前に準備することで、ユーザーのタスクをデータの集計方法の指定とテンプレート作成とすることで帳票作成の大幅な省力化を実現します。

トレースAPI

更新履歴について

会計年度APIの説明を追加しました。(2023年7月16日)