業務運用検証( 簡素化・省力化された案件更新機能)
予測型業績管理では、一般的に操作慣れしているエクセルライクな使い方を目指しています。「利用者が想像した通りに操作できる」ことを考えて、「画面を見るだけで理解可能」「操作に迷わないようにボタンの名前や説明の表示」「バッチ的な作業でもエクセルのように表形式での更新」「マニュアルを必要としない操作性」「誤操作時の戻し」などを考慮しました。また、他案件の参照や一部コピーなど効率的な案件編集機能や収益の仮計算機能なども実装しています。
表示コントロールボックス
予測型業績管理では、赤色の枠で囲まれた、表示コントロールボックスを実装しています。表示コントロールのボタンにカーソルを置くとボタンの操作内容が表示されます。使用者による複数画面配置の指定、確認メッセージの要/不要、データ範囲などを制御します。
特に、ローリングフォーキャストに対応するために、前期、当期、翌期を案件単位にシームレスに統合しており、表示する年度を自由に変更することができます。これにより、当期計画に縛られることなく、いつでも、翌期の計画策定支援ツールとしての利用やフォーキャスト登録が可能です。
メニュー処理の最初のチェックボックスは、通常、案件管理、要員管理、業績分析は画面が重ねて表示されていますが、画面間の関連を確認する場合には、各画面を確認できるように各画面ずらして表示することを指示するものです。Pは、計画策定時などで使用し計画データのみを表示します。+Sは、その他データも表示する場合に使用します。
表示コントロールには、業務運用検証の中で、「前期+当期+翌期の計画、実績および予測業績をシームレスに統合」するために、年度の表示を変更できるコントロールを実装しています。年度表示のボタンにより表示年度の変更を行います。指定された年度のボタンはダークブルーからワインレッドに変化し、FYnnの形式で表記され、関連データを表示します。
案件管理の表示コントロールの変更確認は、明細表示の変更によるフォーカスレコードの変更による自動更新の場合に確認メッセージの出力の要否を指定します。誤った操作での更新を防止します。案件、収益、要員の各ボタンは、子画面の表示の有無と表示する画面のイメージを模式的に表しています。
要員管理の表示コントロールは、表示データの選択を指定します。指定されるとダークブルーからワインレッドに変化し、関連データが表示されます。
基本的な案件更新と収益詳細の更新について
案件作成における各項目は、案件管理の実装説明にておこなっていますので、操作手順を中心に紹介します。
新規案件の作成では、参照するレコードを指定し、新規案件の作成のボタンにより、新規案件を作成します。
新規案件の作成後、収益詳細を表示し、収益詳細の更新を行います。収益詳細は、一般的な操作慣れしているエクセルライクな表形式の画面です。
案件の分割を簡素化する工夫
案件の分割は、分割するレコードを指定し、案件の分割のボタンにより行います。当初の案件の一部分の契約締結の場合などの場合に有効です。
案件の分割後、収益詳細(空の画面)を表示し、収益詳細の更新を行います。収益詳細は、分割元案件を参照し変更します。
案件の分割後、分割元案件の収益詳細から、分割後の収益詳細の減額更新を行います。
案件の統合を簡素化する工夫
案件の統合は、統合するレコードを指定し、案件の統合のボタンにより行います。当初は、別案件が1つの契約締結となる場合などに有効です。
統合先案件の収益詳細に、統合案件の収益詳細を加算更新します。
何かお気づきの点やご意見など有りましたらお問い合せからご連絡頂けると幸いです。